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●はじめに

 このシナリオは「新クトゥルフ神話TRPG」に対応したシナリオである。探索者3~5人向けにデザインされている。作成したばかりの探索者でも、歴戦の探索者でも楽しめるだろう。プレイ時間は探索者の作成時間を含まないで3時間程度だろう。新版ルルブだけでもプレイ可能である。
 舞台は現代日本の小さな地方都市にある美術館とするが、時期はKPが自由に定めてよい。探索者たちは、美術館の開館1周年を記念したイベントに参加することとなる。探索者間は事前で知り合いである必要は無く、シナリオの導入の際に知り合う事が可能である。

●プレイヤー向け情報

 舞台は現代日本。場所は地方の小さな都市である普蓮市にある目出美術館となる。探索者たちは、目出美術館開館1周年を記念した夜の美術館ツアーに招待されている。

 美術館の中を探索するので、調査の得意な探索者は活躍できるだろう。なお、不可避の戦闘は発生するが、戦闘が得意な探索者がいなかったとしても生還することは可能である。また、展開によっては重篤な後遺症や正気値ポイントを大幅に失う可能性がある。

●​導入

 ある日探索者達に目出美術館からメールが送られてくる。件名は「【ご招待】目出美術館満月のガイドツアーの招待」となっており、内容は目出美術館開館1周年を記念した貸し切りイベントへの招待だった。

​(以下略)

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