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●はじめに

 このシナリオは、「クトゥルフ神話TRPG」に対応したシナリオである。探索者2~4人向けにデザインされている。なお、このシナリオはハンドアウト制を採用しており、新規探索者限定である。プレイ時間は探索者の作成時間を含まないで6時間程度だろう。基本ルルブだけでもプレイ可能だが、マレモンもあると望ましいだろう。
 舞台は千葉県の架空都市の鳴海市で、時期は2017年の7月下旬~8月中旬。探索者たちは、互いに幼馴染で、小学校時代からの同級生である。

●プレイヤー向け情報

 舞台は現代日本(2017年)の千葉県にある架空都市、鳴海市。シナリオ開始時期は7月下旬。探索者は以下のハンドアウトに従って作成される。

◆ハンドアウトA(共通)
 探索者たちは千葉県鳴海市の出身かつ在住である。また探索者たちは互いに幼馴染で、小学校時代からの同級生である。現在、年度年齢20歳(1997年度生まれ)。
(中略)

◆ハンドアウトB(最低一人)
 探索者は、鳴海市に所在する架空の大学である神叡館大学の、オカルト研究会に所属している。
(中略)

 オカルト研究会に所属している探索者は、オカルト研究会会長から、最近鳴海市で発生している行方不明事件の調査を命じられる。オカルト研究会に所属していない探索者も、友人としてその調査を手伝うことになるだろう。
(以下略)

●​導入

 2017年7月21日。最近、鳴海市では行方不明事件が頻発している。行方不明者の多くは若者であり、そのために事件当初は家出と見られ、本格的な捜査は行われていなかった。しかし、2日前に新たに10人の集団失踪が発生したことで、ネットなどでは話題となっている。KPは、この情報を探索者が事前に知っていたものとして、開示しても構わない。
 オカルト研究会に所属する探索者たちは、テスト期間終了後の解放感を味わいながら、部室でそれぞれ自由な時間を過ごしている。部室には漫画やテレビ、ゲームなどが置いてあり、しっかりと冷房が効いている。しばらくすると、部室にオカルト研究会会長の木林が現れて言う。
「話は聞かせてもらった! 人類は滅亡する!」
(以下略)

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